日本で一番悪い奴ら youtube
YouTubeで予告編を観て「この映画面白そう・・・」と思ったのがきっかけでした。
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日本で一番悪い奴ら キャスト
諸星要一：綾野剛
山辺太郎：YOUNG DAIS
アクラム：ラシード：植野行雄
田里由貴：矢吹春奈
廣田敏子：瀧内公美
猿渡隆司：田中隆三
岸谷利雄：みのすけ
小坂亮太：中村倫也
漆原琢磨：勝矢
桜庭幸雄：斎藤歩
沙織：白石糸
エリコ： 松岡依都美
ソープ嬢：美泉咲
栗林健司：青木崇高
加賀谷力：木下隆行
国吉博和：音尾琢真
村井定夫：ピエール瀧
黒岩勝典：中村獅童
日本で一番悪い奴ら あらすじ
大学柔道部での腕を買われ、北海道警察に勧誘された諸星要一(綾野剛)。26歳で北海道警察本部の刑事となる。しかし、捜査も事務も満足にできない諸星は周囲から邪魔者扱い。そんな諸星に声をかけてきたのは署内でも抜きん出た捜査能力を発揮する刑事・村井定夫(ピエール瀧)。「刑事が認められるには犯人を挙げて点数を稼げ。そのためには協力者=S(エス)(スパイ)を作れ」と説かれ、自分の名刺をいたるところにばら撒き、裏社会との接触をはかる。ようやく内通を得て、暴力団組員を覚せい剤・拳銃所持で逮捕した功績で本部長賞を授与されるが、令状のない違法捜査に暴力団側が激怒。幹部の黒岩勝典(中村獅童)と面会することになった諸星だが、無鉄砲な性分を買われ兄弟盃を交わす。以降、S(エス)となった黒岩から裏社会の情報が提供されることになる。
1984年、札幌中央署暴力犯係(マル暴)に異動した諸星は、黒岩からロシア語が堪能な山辺太郎(YOUNG DAIS)、さらに太郎からはロシアルートの拳銃横流しに精通するパキスタン人、アクラム・ラシード(植野行雄)を紹介され、共にS(エス)としての付き合いがはじまる。この頃から諸星は摘発数を稼ぐため、ラシードの従兄弟に拳銃をもたせ出頭させるなど、違法まがいの捜査に手を染めるようになる。
要人への銃撃事件の増加を受け、道警本部にも銃器対策課が新設。第二係長を拝命する。上司から新設部署の面子のため、手っ取り早く拳銃の摘発をしたいと相談され、首なし(所持者不明の銃)をコインロッカーに入れ摘発を偽装する。この一件を皮切りに、摘発手段はエスカレート。「銃器対策のエース」と呼ばれるまでになった諸星は、太郎とラシードに交渉させてロシア人から1丁2万円でトカレフを購入。摘発件数を水増しするようになる。
1995年の警察庁長官狙撃事件の影響で銃器取り締まりが強化されると一丁でも多く摘発することが求められ、諸星は銃器対策課から予算を引き出し、太郎とラシードをロシアまで拳銃の仕入れに向かわせる。しかしロシアでは一丁しか購入できず、良心的な値段で拳銃を売る東京のヤクザに打診する。ところが東京のヤクザから購入した拳銃が、一般の宅配便を使って道警本部まで送られてきたため警視庁の知るところとなる。この影響でヤクザからの拳銃の販売価格が高騰。資金不足を補うために、黒岩からの提案でシャブを捌くことで金を作る決断をする。一線を越えてしまった諸星は潤沢な資金で拳銃を購入するだけでなく、公私ともにS(エス)との関わりを深めていく。そして黒岩から更なる大がかりな計画が諸星に持ちかけられ、税関、道警を巻き込んだ〈日本警察史上、最大の不祥事〉の幕が切って落とされる。
日本で一番悪い奴ら 感想
「まじか(￣Д￣;)こんな刑事がいたら、絶対おもろい！」と思ったのが、この映画「日本で一番悪い奴ら」を観て思ったこと。確かに昔の日本の警察も色々あったと思う。高度成長期の日本はみんな必死だったと聞くし、バブル時代は多少のことは目をつぶっていたとも聞くし。
しかもこの映画「日本で一番悪い奴ら」は実際にあった北海道警察の出来事を映画化したというからびっくり。
この映画が話題になったことのひとつ。それは綾野剛と矢吹春奈の濡れ場。
綾野剛が演じる諸星は新米刑事。矢吹春奈が演じる由貴はホステス。駆け出しのころ先輩刑事に連れて行かれたクラブで諸星と由貴は出会う。何度かクラブに通い実績も上げ始め調子に乗っていたころ先輩に「この中で誰が好みなんだ？」と聞かれた諸星は由貴を指名。
そしてアフターで由貴が住むマンションに諸星が初めて行ったとき、1回目の行為に及ぶ。由貴がシャワーを浴びているとき我慢できない諸星は、後ろから由貴に抱きつきベッドで激しくバックから。これが綾野剛と矢吹春奈の1回目のベッドシーン。
2回目の綾野剛と矢吹春奈のベッドシーンは激しく、痛々しく切なかった。
映画も終盤になるころの話しだけど、シャブに手を出してはいけないと、由貴に言い聞かせていた諸星だったが北海道警察の結果を出すために忙しく走り回っていた諸星は由貴をほったらかしの状態だった。そんなある日、由貴のマンションをひさしぶりに訪れた諸星が見た由貴はすでにシャブ中だった。
薬漬けの由貴は諸星に抱いてほしいと懇願するも、その姿を見た諸星は「どうしてシャブに手を出したんだ！」と由貴を激しく怒り、何度も平手打ちしながら由貴を抱く。
その後、諸星は由貴の身体から薬を抜くために施設に入れようと警察に自首させる。
話しは、映画の最初に戻るけど諸星は柔道が強いという理由で北海道警察の刑事課に配属される。このときの先輩刑事である村井に可愛がられるも「上に行きたかったら点数を稼ぐことだ」と教えられる。
令状もないのにシャブを隠し持っているかもしれないという情報だけでチンピラの家に強制捜査に入り、どこを探しても見つからないが最後の最後に偶然開けた冷蔵庫の中からシャブが出てきたり、諸星は運が良かった。次はヤクザの組長を味方につけ、裏の社会の情報を貰う代わりに警察情報をリークし手を組むことで、検挙率を上げ点数を稼ぎ表彰されるまでの刑事になる。
北海道警察が銃の摘発に力を入れていたとき、海外から警察自ら拳銃を密輸する手伝いをしてまで銃の押収件数を上げたり、そのためにシャブを売りさばくこともいとわない。しかし、町中に流れ始めたシャブが後に由貴をシャブ中にしてしまい諸星自身もシャブに手を出してしまう結果となる。
最後はなんとも悲しい結末。老いぼれた刑事というか、それでも北海道警察のために、そのためだけに刑事の職務を全うしようとした諸星だったが・・・今も昔も上層部は何があっても隠ぺいし現場の当事者だけがそれなりに罰を受けると言うことは変わってないのかもしれない。この映画もまさにそんな感じだった。
